「電磁波ってひとつのもの」って思っていませんか?
電磁波測定士になる前、私も同じように思っていました。
「電磁波は電磁波でしょ、Wi-Fiとかのことでしょう!?」と。
でも、私と愛猫のみゅ~くんが電磁波が原因のアレルギーを経験して、電磁波のことを学ぶうちに、その考えが間違っていることに気づきました。
実は、電磁波には種類があり、それぞれの性質や身体への影響、そして対策方法も異なります。
電磁波について正しい知識と対策をすれば、私たち人間だけでなく、一緒に暮らす猫ちゃんたちも電磁波の影響から守ることができるんです。
特に、私たちが長い間苦しんだ「電場」という種類の電磁波のことは、本当に知って欲しいです!
この記事では、その「電場」を含め、知っておきたい「電磁波の種類」や「身体への影響」、そして「それぞれの対策方法」を詳しく解説します。
これは、電磁波対策の「基本のキ」です。
電磁波は1つじゃない!【電磁波】という言葉は複合語!
【電磁波】という言葉は複合語で、
- 電 … 電場 コンセントに電源プラグを差し込んだ時点で発生
- 磁 … 磁場 家電のスイッチを「ON」にした時に発生
- 波 … 周波数 1秒間に波打つ回数を「Hz(ヘルツ)」で表す
つまり、電磁波は、1つのものではなく、「電場」「磁場」という全く性質が違う電気の波(低周波)、という意味が組み合わさった言葉なんです。
知っておきたい、電磁波の種類
電磁波には、主に以下の3種類があります。
- 電場
- 磁場
- 高周波(Wi-Fiや5Gの電波など)
これらは、それぞれ異なる性質を持ち、対策方法も異なります。
だからこそ、「電磁波は1つじゃない!」ということを知るのは、とても重要なのです。
間違った対策をすると、逆効果になってしまうこともあります。
電磁波を正しく理解することで、「電磁波って怖い、危険!」という不安から、「対策すれば大丈夫!」という安心感に変わります。
これから、それぞれの電磁波の特徴と、対策方法を解説していきます。
電場と磁場はどうやって発生するの?
繰り返しになりますが、
- 【電場】は、コンセントに電源プラグを差し込むと発生
- 【磁場】は、家電のスイッチを「ON」にすると発生
画像から、この2つの電磁波の発生するタイミング、イメージはつかめましたか?
それでは、「電場」と「磁場」について、さらに詳しく解説いたします。
電磁波の『電場』とは
「電場」は、家電などをコンセントに差し込んだ時点で発生します。
家電が「ON・OFF」にかかわらず、コンセントに繋がっている限り発生します。
例えば、以下のような家電は、常にコンセントに繋がっているので「電場」が発生しています。
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- デスクトップパソコン
- プリンター
- デスクライト
など。他にも家の中を見渡すと、たくさんありますよね。
スマホやノートパソコンも、充電のためにコンセントとつないだ時点で『電場』が発生します。
たとえば、常に電源が入っているこちらの冷蔵庫。電場の数値はとても高く、650v/mあります。
安全基準値は25v/m以下です。安全基準値の約26倍という高い数値が測定されています。
電場の特徴
電場は、デスクや家具など「モノ」を伝って伝播し、それに触れることで私達の身体の表面に電気が覆い、帯電状態になります。
また、電場は金属や水分に集まりやすい性質を持っています。
例えば、コンセントに差し込んだままのパソコン。
パソコンの電源が「OFF」の状態でも、「電場」は発生しているので、パソコンからデスクに伝わった電場が、人や猫にも伝わり帯電します。
こちらをご覧ください。この高い電場の数値を示しているのは、以前の私のデスク周りです。
パソコンとミシンなどから発生する強い電場が、デスクや猫ベッド、床など周辺へ伝播しているのが分かります。
特にミシンの電場は「1010V/m」。このとても高い電場がデスクに伝わり、520v/mもの高い電場数値になっています。
この状態で何年も「帯電した身体」で仕事をしていた結果、体調を大きく崩すこととなりました。
詳細は、🔗「原因は電磁波でした!みゅ~くんと私に起きた異変と解決した方法とは」をご参照ください。
電場の身体への影響
電場の身体への影響は、以下のようなものがあります。
- アレルギーや肌トラブル
- 肩こり、腰痛
- 頭痛
- 不眠
- 静電気
- 慢性的な疲労感
私はすべて当てはまっていました。
「電場」は自律神経や皮膚に影響を与える可能性があります。猫ちゃんも同様に、帯電している場所で過ごすと同じ影響を受けることがあります。
電場の対策方法
💡 電場の対策方法は
・使っていない家電の電源プラグをコンセントから抜く
・帯電している場所から離れる(長時間いない)
・アースをつなぐ
などがあります。
さきほどの高い電場の数値だった私のデスク周りですが、対策のためアースをしました。
アースをした結果、電場の数値がすべて1ケタになりました。
(アースをした日から劇的に体調がよくなりました)
また、電場は、電源をコンセントに入れているだけで発生するので、使わない家電は電源をコンセントから抜いておくことをおすすめします。
「家電を使わない時は、電源はコンセントから抜いたほうがいい」という話を聞いたことはありませんか?
実はこれ、「電場」の影響を抑えるための対策なんです。
それでは、次は「磁場」について、解説いたします。
電磁波の『磁場』とは
「磁場」は、家電のスイッチをパチっと「ON」にした時点で発生します。
磁場の特徴
「磁場」は、身体や金属など、すべての物質をまるでドリルで穴を掘るように貫通します。
⚠ アルミニウムで電磁波対策をされる人がいますが、高周波は遮断できたとしても、磁場はアルミニウムなどの金属も貫通します。電場もまた、金属に集まりやすい性質を持っています。
磁場の身体への影響
- 遺伝子損傷
- 内臓疾患
- 発ガンのリスク
などの可能性があります。
遺伝子まで引きちぎってしまうとも言われています。
磁場の対策方法
磁場には、遺伝子損傷や発ガンの可能性がある!ということを知ると、不安になるかもしれません、しかし、対策は簡単です。
💡 磁場の対策方法は、発生源の家電製品から、一定の距離をとることです。
距離を取るだけで、磁場の影響は大きく軽減されます。
この画像は、空気清浄機の磁場を計測した数値です。安全基準値2.5mGに対し251mGもの高い磁場の数値ですが、少し距離を取るだけで2.9mGまで減少しました。
逆に、距離が取れずに磁場の影響を受けやすい家電があります。
- ホットカーペット
- 電気毛布
- ペット用ヒーター
- 電気あんか
などです。
これらの家電は、身体に直接触れるため「磁場」の影響を受けるので注意が必要です。対策としては、
- 長時間の使用を避けること
- 電磁波カット製品を選ぶこと(磁場のみカットされている製品)
⚠ 電磁波カット製品にも注意が必要
「電磁波カット」と謳われている家電製品は、実際には「磁場のみをカット」している場合が多く、電場はカットされていません。
特に、ホットカーペットや電気毛布など身体に密着する製品では、高い電場が発生するため、電磁波カット製品であってもアースをしない限り、電場が体に悪影響を与える可能性があります。
さらに、「電磁波カット」を謳っている製品の中には、磁場も電場もカットしていない物も販売されていることがあります。そのため、購入する際には、信頼できるメーカーのものを選び、どの電磁波がカットされているのか、内容を確認することが大切です。
高周波とは
高周波は、遠くまで届く電磁波で、Wi-Fiやスマホの電波が、これに該当します。
また、電子レンジで使われるマイクロ波も「高周波」の一種です。
高周波の特徴
- インナーマッスルまで届く
高周波の身体への影響
- 遺伝子損傷
- 発ガン
などの可能性があります。これらは「磁場」の性質に似ています。
高周波の対策方法
基本的には、磁場の対策と同じです。
・電子レンジの使用中や、スマホやWi-Fiから距離を取る
・スマホで通話する際は、スピーカーや有線イヤホンを使う
距離をとることで、影響を少なくすることができます。
特に、スマホを耳にあてて使用する場合は、頭部と「ゼロ距離」となるため、通話時間を短くするか、スピーカーや有線イヤホンを使用することをおすすめします。
また、外部からの高周波の影響は、電波塔やアンテナが近くに無い限り、過度に心配する必要はありません。
まとめ
電磁波は「電場」「磁場」「周波数」の複合語で、種類ごとに影響や対策方法が異なります。
電磁波の種類を理解することで、私たちや猫たちのお気に入りの場所が
- どの電磁波の影響を受けているか
- どのように対策すればいいか
ということを知ることができます。
特に、コンセントを差し込むだけで発生する「電場」の影響は見逃せません。
私自身、アースをつなぐことで体調が劇的に改善した経験からも、電場対策の重要性を強く伝えたいです。
ぜひ、一緒に暮らすペットと私達が安心して過ごせる環境を作りましょう!